
自分が変わる?
心理学や精神世界などでよく言われていることに、「他人と過去は変えられないけれど、自分と未来は変えられる」というのがある。
全くもって、その通りだ。
しかし、意外と、自分はそのままの自分でいたいけれど、他人のほうが変わってくれればいいのに、と不満たらたらの人も結構いたりする。
なんで、そう思うのだろう。
どう考えたって、自分が変わったほうが話は早いと思うのだけれど。
“あの人のここが嫌い”、“あの人はこういうところが私と合わないのよねえ”
そう思うことは誰しもあること。他人同士で相性の良し悪し、価値観の相違があることは当たり前のことだ。
でも、だからといって、他人のほうが変わればいいのに、とか、他人を変えてしまおう、なんていう考えは、ちょっと違うと思う。
物事をストレスに感じる場合、同じストレッサーでも(刺激が同じでも)、“受け取り方”が個々人で違うから、そこに、あなたが幸せでいられるか、日々苦しいと感じるかの差が出てくる。
じゃあ、単純に、「“受け取り方”を変えなさい」と指導すればいいかというと、それも違う。
この“受け取り方”の構成は、個人のメンタルな要素だけで成り立っているのではなく、親から受け継いだDNAや身体的抵抗力も関係してくる。
だから、一概に、あなたはメンタルが弱いから、と責める対象ではない。
カラーセラピーのような色彩心理を扱う分野では、個々人のパーソナリティを特性論的に解釈してみると、赤や青、黄色、緑、紫、オレンジなどの主要な特質は、誰もが皆持っている要素と考えることが出来る。
そして、その中で、特にどの色の要素をたくさん持っているか、どの色の要素が表に出やすいか、などを考えれば、その人のパーソナリティが見えてくる。
それから、ある場面で、いつもやってしまう“失敗”があれば、それがその人のたくさん持っている特質に関係していないか検証してみれば、“失敗”に対する対処の仕方も分かってくる。
また、対処するにあたって、自分に不足している要素があれば、それを強化するよう、カラーヒーリングを行えばいい。
その人が全く持っていない要素を新たに取り入れようというのではなく、誰でもが、全ての色の要素を少なからずは持っていると考えれば、その部分のパーセンテージを上げるよう努力するということだ。
他人を変える膨大な苦労をするより、自分が変わるようセルフコントロールしたほうが楽だと思うなあ。

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