2008.05.23 Friday
アートセラピー
アートセラピーは絵を描くだけではない。そして、絵を描いたり工作したりという行為で終わるものでもない。
前回のコラムに書いた、最近、絵をまた描き始めたこととは別に、アートセラピーも体験してみている。これもなかなか深いセラピーで、興味を引かれる。
アートセラピーは、色々な画材を自由に使って、作画したり、思い思いに画用紙に色を落としたり、切ったり貼ったり、ライティングしたり、時には体を動かす方法で表現をし、それを「絵」で描きとめたりする。
大切なのは、作成に入る前にじっくりと自分の気持ちと向き合うことだ。自分の今の思いを色とか形とか動きとかを借りて表現するのだから、作成の前に一度、心静かに自分自身に目を向ける時間を作る。目をつぶって軽く瞑想してみてもいいし、自分の最近の出来事などに色々考えを巡らせてみてもいいだろう。
そして、作品を作りながら、自分が今、どう感じているかにも気をとめながら、さらに、作品が出来上がった後にも作品を見ながらじっくりと自分と向き合う時間を取る。この時に感じたことや浮かんだ言葉をライティングする事も結構大事だ。しばらくしてから見直すと妙に自分に感心させられる時もある。「あー、私、こんなこと感じてたんだ」とか、「あの時のこの言葉って、こういう意味だったのかな?」とか、自分で書いたのに自分でないみたいな、もう一人の素直な自分が書き残した言葉を見ることが出来るからだ。
このアートセラピーの体験も一人で悦に入るのはもったいないと、いろねっとのメンバーを中心に声をかけて試してもらっている。まだ私の誘導の仕方が上手くないのでピンと来ないかも知れないが、体験してみた方は、家で一人の時間が取れる時にまた試してみるといい。今度は自分の世界に浸ってやってみると、なお面白いよ。
2008.05.22 Thursday
絵を描く
絵らしき形になった一番古い記憶は、幼稚園に上がる前と思うが、姉の絵の具セットを借りて筆を握り水彩で花の絵を描いたことだ。しかし、絵の具の使い方がわからないから筆を洗うことを知らず、チューブから新しい色を出して筆で混ぜる度に、色はどんどん汚くなった。減法混色の理論で色はだんだん黒に近く暗くなるのだ。
様子を見に来た母からようやく、筆を洗ってから新しい色を作ることを教えてもらい、次の絵から希望した色を画用紙におくことが出来た。
以来、絵はずっと描いていたのだが、短大卒業後は描く機会がなくなってしまった。一応、イーゼルとカルトンとアグリッパの石膏像は取っておいたのだが、描くなら集中出来る時間が欲しいが、それが出来ないなら逆にストレスになると思い、描くことは老後の楽しみに取っておくことにして封印してしまっていた。
しかし、最近、絵を描くことを再開した。といっても、短時間で準備もいらず手軽に描き上げられるように、小さいスケッチブックに色鉛筆やクレパスで、その時の気分やイメージを絵に描きとめる程度のものだ。
実は、カラーセラピーのヒーリング効果を考えた取り組みなのだが、時に「排泄効果」を、時に「再生効果」をねらって自由に描く。また、出来上がった絵から言葉が浮かんでくることがあるのだが、それも書きとめる。後日、その言葉が意味を持つこともあるだろう。
色彩心理の知識があることと、色彩にヒーリング効果があり、それを利用する方法を知っているので、絵を描くという形で試しているのだが、一人で悦に入っているのはもったいない気もする。何かの形で色彩感でも、その方法や体験を提供出来たらいいなと思う。
2008.03.25 Tuesday
色彩瞑想
最近は本屋さんなどでも、瞑想用のグッズがいろいろ出ているが、私が利用しているのは、チャクラにそった各色のカラー写真とCDが付いたものだ。これまでまともに瞑想などしたことがなく、初体験の時は、瞑想とはこのようにいい気持ちのものかと、いたく感心した。
赤・オレンジ・黄色・緑・青・藍色・紫の各色毎に写真と曲(音)が用意されており、CDを聴きながらリラックスして、余計な事を考えずに意識を瞑想の世界に入ることに集中させる。すると、あら不思議、閉じているまぶたの内側で(おそらくは頭の中で)、様々な幻想的な映像が繰り広げられるのだ。
記憶の限りで記すと、オレンジ瞑想では、夕日に染まるお花畑が出てきて女の子が花摘みをしていたり。黄色瞑想では、もあもあの黄色い空気が目の前に広がり、その中に入れるかなと一歩足を出してみたら入れて、黄色い空気がさあーっと私の中に入ってきたり。緑の時は道が現れた。青では上に昇る階段が。藍色の時はこれも上に昇り、ついに雲の上まで出ることができた。
瞑想が終わった後は、気持ちのいい夢を見た後のような爽快感があり、とても気分が良くリフレッシュされる。こんな体験は初めてだった。
完璧トリップしているのでこんな状態はどうなのか、瞑想に慣れている方に訊ねてみたが、瞑想は気持ちを良い状態に持っていくのにいいらしい。その方は瞑想で宇宙にまで行ったそうだ。
瞑想は、頭の中で起こっている私の想像力とかのなせることなのだろうが、気持ちが自由でいられる世界だ。「自由」を満喫出来る体験は、ことのほかいい。
2008.02.27 Wednesday
美と癒しのフェア
「美と癒しのフェア」に初参加した。これは、福岡内外で活動する美容と癒しに関するさまざまなサロンやショップがブースを出展し、来場者が自由に体験したり、ステージイベントで盛り上がったりする一日中楽しめるイベントだ。
今回は、ステージイベントに初参加し、色彩感のミニセミナーでいつもお世話になっているメイクアップアーティストの黒木瑞さんと「ラッキーカラー&ハッピーメイク」と題したセミナーを行なった。
黒木さんとは何度かコラボでセミナーやイベントを行なっているのだが、プロ中のプロである黒木さんとのセッションはとてもやりやすい。いつも安定している黒木さんには助けられることも多々あり、感謝に絶えない。
今回は、45分のセミナーで、色彩心理の話から入り、続いて好きな色を選んでもらい、さらにその色を生かすメイクテクニックの話へと繋げるものだ。
今回の選色は「赤・黄・青」の三色。今日の気分で好きだなと感じる色を訊ねる。赤を選んだ人は、今、活性化している人か赤のエネルギー(活動力)を必要としている人。黄色を選んだ人は、気分的に明るいとか知識欲の増している時だったり。青を選んだ人は、穏やかな気分だったり、静けさ求めている時かも。と、こんな話をして、続いて、その選んだ色をそのままヒーリングカラーとしてメイクカラーに使ってもらうために、黒木先生の出番となる。
会場からモデルさんを3人募り、赤はリップカラーで女っぷりを上げ、さらに裏テクの赤のシャドー使いで色っぽさを出す。黄色は顔色を良くするチークに、青はアイシャドーでクールで知的な女性になってもらった。ポイントにちょっと工夫を加えるだけで女性はすごく変わるから、ほんと、見ていても楽しい。
黒木さんとはお互いが専門の分野で精通しているので、事前の打ち合わせはほとんどない。黒木さんがメイクで手を離せない時は私がMC役となり、実況をしたりする。私も何度か黒木さんのメイクレクチャーを受けたことがあるので、言わんとしている事がだいたい分かり、あうんの呼吸なのだ。本番は掛け合い漫才のようなやり取りで、あっという間の45分だった。
さて、私達は気楽にステージイベントを終え、明るいうちからビールを一杯たしなんだが、会場のブースでは色彩感の元生徒さん達がセンセーション・カラーセラピーのブースを出展しており、こちらは相当大変だったようだ。開場中の9時間、一回も席を立つ事が出来ず、トイレも食事も出来ないまま、一人の人は47人の相手をし、もう一人は姓名統計学なども交えて23人を迎え、セラピスト2人で合計70人のお客様をこなしたそうだ。こんなハードな状況、ありえない!二人は本当によく頑張りました。ご苦労様でした。
2008.02.13 Wednesday
真っ赤な薔薇の花束
バレンタインデーも近いのでこんな話題を。
もう10年以上前のテレビドラマになるが、色彩が印象的なドラマがあった。
主演は岸恵子さんと高倉健さん。ある地方都市で暮らす岸さんが、ある時、町にやって来た流れ者風の健さんに惹かれていくのだが、健さんは訳有りのようで謎の多い人物。既婚者のようでもあり、姿は見せないのだが健さんは妻に対して一方ならぬ想いを抱いている様子。恋する女性としてはそこが引っかかり、岸さんはもんもんとする日々。
ある時、健さんは実は殺人を犯し、今はお尋ね者の身であると分かる。そこで普通なら、好きになった人でも殺人者であると分かれば嫌悪の感を抱いたり、関わらないように離れていくことも考えられるが、岸さんはそうではなかった。彼が殺人者であると人から聞かされて、その殺害した相手が彼の妻と知った瞬間、岸さんはにこぉ〜とそれはもうこの上なく嬉しそうな晴れやかな素晴らしい笑顔を浮かべたのだ。岸さんの心の負担は、健さんが奥さんのことを愛しているのではないかと、その存在がずっと気になって気になって仕方がなかったのだから、この事実で彼女の心の負担は解かれたのだ。
ドラマのラストシーンは、岸さんが拘置所に面会に行くところなのだが、この時、岸さんは両腕で抱えるほどの沢山の“真っ赤な薔薇の花束”を腕に、白地に赤の柄のワンピースだったと思うが、およそ面会といういでたちではなく、まるでデートに出掛ける少女のような雰囲気で、いそいそと向かっているところだった。頬は高潮し、嬉々として、逸る心が表れた早足で向かう岸さん。
この時の“真っ赤な薔薇の花束”は岸さんの心情だ。色は赤がいいのだ。まさしく情熱、激しい想い、誰にも負けない熱い想い。何があっても、あなたがどんな人でも、私はあなたを愛し続けます、という強い意志でもあるだろう。愛はパワー。怖いくらいでもある。ドラマの岸さんの愛は、ピンクなんて甘っちょろいものではないのだ。岸さんの秀逸な演技とあいまって“真っ赤な薔薇”が大変効果的だった。
明日はバレンタインデー。色は無言にしてあなたの心を語るが、素直にあなたの想いを色にして渡してみよう。健闘を祈る。
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